マンスリーマンション・ウィークリーマンションは得?損?住み心地は?

わかるようでわからないマンスリーマンション・ウィークリーマンション。本当はどんなものか教えます

私は単身赴任が長かったので、マンスリーマンション(ウィークリーマンション)や単身者向けアパートには長いこと住んでおりました。
どっちもいろいろ体験をしたので、その辺りの実際の体験を書いてみます。

これから賃貸物件を借りるにあたって、マンスリーマンションにするかアパートにするか迷っている方、あるいは会社の借り上げでどっちを採用しようか決めかねている担当者の方、是非参考にしてくださいませ。

1.マンスリーマンション・ウィークリーマンションとはそもそも何?

マンスリーマンションは読んで字のごとく1ヶ月単位、ウィークリーマンションとは1週間単位で借りられる賃貸住宅のことです。
とはいえ、明確な違いがあるわけではないです。というわけでここではマンスリーマンションと総称することにします。
ではマンスリーマンションとは何でしょうか?一言でいえば短期の居住を前提とした賃貸住宅の契約形態です。数日といったごく短期から数か月といった短期での契約ができるのが大きな特徴です。また、短期の居住であることから、家財道具が用意されているといった配慮がなされています。

1-1.意外に知られていないマンスリーマンションの契約形態

マンスリーマンションという言葉はテレビCMで放送されているため広く知られています。
しかし、意外にマンスリーマンションの契約とはどんなものか知られていません。

実は、マンスリーマンションには大きく分けると2つの契約形態があります。
※契約形態の用語はレオパレス21に準じていますが、他社もほぼ同様です。

  • マンスリー契約
    1年未満の短期の契約
  • 賃貸契約
    1年以上住むことを前提とする一般的な賃貸契約に近い契約

マンスリー契約と賃貸契約(マンスリーマンションの)と、一般的な賃貸契約の違いについてまとめてみたのが以下の表です。

マンスリー
(マンスリー契約)
マンスリー
(賃貸契約)
一般的な賃貸契約
契約期間 短期間が前提 1年以上が前提 2年以上が一般的
家財道具 必要な家具・
家電が揃っている
必要な家具・
家電が揃っている
なし
水道光熱費 家賃に含まれる 別に払う 別に払う
礼金・敷金 なし 礼金が必要 ケースバイケース
保証人 通常はなし ケースバイケース 通常は必要
支払い 全額前払い 月々 月々
家賃 高い やや高い 普通

短期で借りるマンスリー契約は、家賃が全額前払いであるのが大きな違いです。
全額前払いってとんでもない金額になるのではないか?と思われるかもしれません。しかし、通常マンスリー契約はホテルに泊まるよりも安く済ませたいというような用途に使われるものです。

1ヶ月借りるというような場合であれば、ビジネスホテルよりも宿泊費は安くつきます。またホテルと違って自炊も可能なので食費を大きく削減できます。

これに対して一人暮らしを始めるといった場合であれば、マンスリーマンションを契約する場合は賃貸契約を選択することになるでしょう。一般的な賃貸契約と変わらないように思えるかもしれません。
いうなれば、家財道具のついた賃貸住宅という感じですね。

ちなみに家財道具が付いていない部屋を選ぶこともできます。家財道具が必要なければそのような部屋を選んでもよいでしょう。

2.マンスリーマンションはどれくらい高いのか?

同じマンスリーマンションでも、マンスリー契約と賃貸契約では全く家賃が違ってきます。これはレオパレス21の同じ物件の例です。

  • マンスリー契約
    マンスリー契約の例
  • 賃貸契約
    賃貸契約

賃貸契約には管理費があるので、実質的は月額は142,500円となります。
家賃の差は2.35倍となりますとはいえ、賃貸契約には礼金があることと光熱費は自己負担になるためこの差は縮まりますが、それでも大きいです。光熱費を抜きに考えると1年間住んだ場合を仮定すると、2.17倍となります。実際は2倍程度になるでしょう。

では一般的な賃貸住宅との家賃の違いはどうでしょうか?

浜松町駅から徒歩5分以内、バストイレ別、オートロック・浴室乾燥機・エアコン付、2階以上、20から25平方メートルの物件をSUUMOで調べてみました。
最安値が94,000円、最高値135,000円でした。最高値は上記のレオパレスの物件です。最も多い値段帯は10万円前後でした。
やはり、賃貸契約であってもマンスリーマンションはこの例だけ見れば高いようです。

3.本当にマンスリーマンション(賃貸契約)は高いのか?

しかし、マンスリーマンションの賃貸契約が非常に割高であるとは言い切れません。
その理由は以下の通りです。また、お金では買えない大きな利便性もあることも見逃せません。

①家賃が本当に安いケースがある

自分が探している条件の中で一般の賃貸物件よりも、同程度の価格であったり、あるいは逆に安い物件がマンスリーマンションが見つかる時もよくあります。
不動産というものは1つ1つ条件が違いますし、必ずしも客観性のある家賃相場というものは存在しません。また、不動産に求める条件というものは各個々人で違うものです。ある人にとっては、駅からの徒歩の所要時間が最重要で築年数は重視しない、またその逆といった人もいます。
自分にとっては十分な条件の物件が、割安の家賃で借りられることもあるわけです。

②マンスリーマンションは敷金が不要である

敷金は後で退去時に返還されることになっているのですが、なんだかんだといって返還されなかったり、大幅減額になることが多いです。この点マンスリーマンションは敷金がないので安心です。
その代わりにマンスリーマンションは退去するときに清掃料金がかかりますが、3万円前後と抑えた金額の明朗会計です。

③家具・家電がいらない

テレビ、カーテン、電子レンジ、テーブル、洗濯機、冷蔵庫、寝具一式が付属します。
これだけ買うと10万円弱になると思われます。これを買わなくていいので金額の差は縮まります。
また、これらの大型の家財道具を買うと、次の引越し先に持っていく場合に引越し業者に依頼する必要が生じます。これらの家財道具がなければ段ボールに詰めて宅急便で引越先に送ることができるのです。この差は非常に大きいといえます。
明後日いきなり転勤してくれといわれた場合でも、対応できるのがマンスリーマンションであるわけです。

着るものだけとりあえず送ればその日から住めるのがポイントです。
また、私は何度も引越しをしましたが一般の賃貸住宅の場合は初日にはカーテンがなくて困ったり、照明がなくって困りまくったりしたものです。休みまでカーテンや照明を買いに行けなかったりします。Amazonで買おうにも宅配ボックスがなければ受け取ることができないのでどうにもなりませんでした。

こんなことで悩む心配がマンスリーマンションにはありません。
マンスリーマンションには金額には換算できない利便性があるのです。それゆえにマンスリーマンションはこれだけ支持されているといえるでしょう。

4.マンスリーマンションの住み心地はどうなのか?

4-1.騒音について

マンスリーマンションは壁が薄いという話をよく聞きます。
これは私も実際に体験していて、マンスリーマンションは4軒に住んだことがありますがやはりいずれも壁の薄さを感じました。
階段や廊下を歩く人の音が聞こえたりするわけです。私は電車の中とかでも平気で熟睡できるのですが、なぜかマンスリーマンションではあまりぐっすり眠れない気がしました。夜中に目が覚めるときが多かったです。
自分の部屋にいるにも関わらず、人の気配をときおり感じるのは神経が緊張するのかもしれません。熟睡できない感じはカプセルホテルに泊まっているときのような感覚に近いものがありました。カプセルホテルとは比べ物にならないほど静かなのですが。

でも、これはあくまでも個人差の問題もありますし、工法によるものが大きいです。
軽量鉄骨造と呼ばれる工法はマンスリーマンションに限らず多くの賃貸物件で採用されている工法です。コスト面では有利な反面、遮音性能や耐久性には劣る傾向があります。

近年では軽量鉄骨造よりもさらに防音性に劣るとされている木造軸組み工法でも大きく改善されているようです。しかし、騒音が不安であればRC(鉄筋コンクリート)の物件を選ぶとよいでしょう。

4-2.快適設備について

ホームセキュリティやモニター付きのインターホンといった防犯上の設備が充実していることが多いです。
また、エアコン、温水洗浄便座、浴室換気乾燥機といった設備も普通にあるのが普通です。
浴室換気乾燥機を洗濯物を乾かすために使ったことはありませんが、冬場の入浴にはとても役立ちます。
一人暮らしであれば風呂を沸かさずシャワーだけで済ます人が多いでしょう。
シャワーだけだと浴室が少々寒く、また体の芯まであたためることができません。そんなときに浴室換気乾燥機が役に立ちます。あらかじめ浴室を温めておくとシャワーがとても快適です。

4-3.インターネットの速度

これについては様々な人の感想を調べてみました。残念ながら「快適」という感想はまったく見受けられませんでした。
ADSLよりも遅いという実測結果も数多く見ることができます。正直インターネットの設備については期待しない方がよさそうです。

自前でインターネットを引き込むことができないこともあるようです。あらかじめ契約前に自前のインターネット回線を引き込むことができるかどうかは確認しておきましょう。そうすれば遅くて嫌になってしまっても、費用はかかるものの切り替えができます。

まとめ

マンスリーマンションは一人暮らしを始めるためにはいい選択肢だと思います。値段はネックかもしれませんが、納得できる金額の物件が見つかる可能性もあります。最初から「どうせ高いから」と思ってあきらめるのはもったいないです。
とくに転勤が多い、近々結婚するといった予定があるならばこれ一択といっていいかもしれません。

賃貸を探すのであれば選択肢に入れてみるのを是非お勧めします。


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