0.引越で最初に困ることは「業者選び」
「引越する」と決まって最初にすることはなんですか?
荷物を運べるクルマを持っていて、手伝ってくれる友人がいるのなら別ですが、ほとんどの場合「引越業者」を頼むことになると思います。
さて、どの業者に頼めばよいか。
実はココで躓いている人は結構多いと思います。私自身がまさにそうでした。5月に引越しをしたのですが、最初は「どう選んだらいいだろう」と悩みました。しかし、試行錯誤の末、あるサイトを使ったおかげで納得のいく業者選びができました。
1.ネットで一括見積?
「引越 見積」とググってみると、上位には「無料の一括見積サイト」が並びます。イイじゃんと思って見積もりを依頼しようとすると、個人情報として電話番号の入力を要求されるケースが多くあります。ツイッターで調べてみると、こんな声が。
引越業者一括見積サイトに迂闊に書き込んでびっくり!
数分後には電話やメールが沢山。
ザックリと幾らぐらい掛かるのか知りたかったのに…
2社が見積来る予定だったんだけれど、結局、見積に最初に来たところで決めてしまった、、凄いもんだなぁ、、— K.A (@Ksangoma) May 8, 2017
引越見積比較サイトに登録してみたところ、数分後には電話がかかってきた。電話のやり取りが鬱陶しいからwebの比較サービス使ってるのに。電話かけてきて、「見積に伺います、見積しないと金額出せません」じゃないよ。5万なのか10万なのか、大まかな数字くらい言えよ。鬱陶しい。
— tsyk@禁酒3年 (@sttsyk) April 24, 2017
ネットで引越料金一括比較☆みたいなサイト使って見積依頼して以降、5分おきくらいに電話震えてて最早ちょっと怖い。あと1回電話に出られないSMS送ったらメアド通知してあるのだから参考価格だけでも送って諦めてほしい。鬼電やめよう。怖い。
— じょー (@joe_1125) February 27, 2017
どうも電話が鳴り続けるツイートばかり。電話が鳴り続けるのを想像して、そのサイトは断念。今度は「メールアドレスの登録で一括見積ができるサイト」があったのでトライしてみました。すると、送って数分後からメールの嵐です。届くメールはこんな感じ。
いち早く返信が来た、と思って読んでみると「基本作業料金 27,200~」とかあくまで概算見積で「一度お荷物を拝見させていただいて」といった文言が記されています。つまり、ここからは個別に業者と調整しなければならないんです。こうした概算見積のメールが5社、6社と届くのですが、どれも金額が変わらず、「どこに詳細見積を依頼するか」迷うし、何より個別の連絡が面倒です。
間に入っている「一括見積サイト」さんは情報をタダ横流しにしているだけのようで。せっかく情報を伝えているのに上手く活用できていない感じがもどかしい。流れでいうとこんな感じです。
決め手に欠いて困ってしまいました。
2.ネット上の口コミで比較してみる?
次にトライしたのが、ネットの口コミを見ること。
「引越し業者 口コミ」とか「引越し業者 ランキング」でググってみました。すると、どれも★5つ(5点満点)の評価ばかり。たまに出てくる★1つの低評価も、「それを業者に求めるのは酷では」といったトンデモ事例で、何とも評価ができません。ランキングは順位がついていますが、どの会社も★4つ以上の僅差で「どれでもイイじゃん」と思えてしまいます。
3.ビジネスにおける業者選定の大事なポイント、それは、、、
うーん、困った。そこで、引越業者選びを普段のビジネスに置き換えて考えてみました。
企業において何か商品やサービスを購入するときは、よっぽど安いモノや特殊なモノでなければ、複数の業者から見積をもらって比較する「相見積(あいみつもり)」をすると思います。2社とか3社に声を掛けて見積を提示してもらった結果、「相見積の結果、一番安いこの会社を選びました」といった理由を稟議書にまとめて上長の承認を得て購入を進めるわけです。
法人で仕事を依頼(発注)する、あるいは仕事を請ける(受注)経験をされている方はよくわかると思いますが、この時に大事なポイントは「仕様書をきちんと作っておくこと」です。
「仕様」、つまり「してほしいこと」が明確なら、業者は正確に見積を算出できます。その逆で仕様が不明確だと、業者は何をどこまでしたらよいのかがわからないので曖昧な見積しか提示できません。相見積って、発注者にとっても受注者にとっても真剣勝負の大事な機会です。仕様を曖昧に疎かにしていると業者選びは上手くいかなくなります。
4.引越業者選びに求められることは「明確な仕様書作り」だ
引越業者選びでも実は同じことではないでしょうか。こちらの提示する情報次第で、業者が提示する見積内容は大きく変わります。例えば、先ほどの「無料の一括見積サイト」の場合、「曖昧な情報」だけが個人情報が引越業者に流れてしまい、結果として発注者が個別の業者対応に追われてしまいました。
そうではなく、「引越業者が見積提出するのに必要な細かい情報」まで把握し、複数の引越業者に「正確な見積依頼をしてくれるところ」はないだろうか、と調べてみました。
そこで見つけたのが【引越しラクっとNAVI】です。
見つけるキッカケになったのは、昨秋のネット上のパクリ問題追及の件で共感して以来フォローし続けている永江一石さんのブログの記事でした。
「リベロさんは転勤の多い大手企業各社の総務をクライアントにもち、社員の引っ越し手配を行ってきた」という言葉にピンときました。企業の総務部相手に「明確な仕様書作り」をずっとやってきた会社のはずだから、私の引越業者選びでも安心して任せられそうだ、と。
ということで、今回の引越業者選びは【引越しラクっとNAVI】にお任せしました。実際の入力画面、業者からの返答内容、そして引越完了までを振り返ってみます。
5.ラクッとNAVIを試してみました
①簡単なマイページ登録
まずはメールアドレス登録による仮登録です。
メールアドレスを入力するとほどなくメールが届くので、引き続き本登録を進めます。
ココで気になるのが電話番号の登録です。電話番号の登録って「後で業者からジャンジャン鳴り続けるのではないか」とドキドキしますけど、「この時間に掛けてほしい」という指定時間も合わせて入力するので安心です。私の場合、指定した時間に「ラクッとNAVIからの電話」が1回鳴っただけで、後は業者決定後の連絡で数回使っただけでした。 (本当です)
実は、この「ラクッとNAVIからの電話」こそが、業者選びを円滑に進める大事なポイントだったんです。
6.ラクッとNAVIを試してみました
②1回限りの詳細電話ヒアリング
指定した時間ピッタリに電話が鳴りました。ラクッとNAVIのサポートセンターからです。ここから引越に関する詳細電話ヒアリングが始まります。
最初は引越の場所や日時、希望する時間帯についての基本情報を聞かれます。さすがに場所などはある程度決まっていると思いますが、日時については悩むところですよね。私の場合は日程も決めてから連絡したので業者も迷わずに見積提示できたようです。
続いて荷物の量や条件の確認です。
「まずはリビングルームから行きましょう。テレビはありますか。ソファなどはありますか」と、次々と質問をしてきます。
実は私の方で、事前に荷物のメモをつくっておいたのですが、ラクッとNAVIさんは一枚上手でした。部屋ごとに具体的な家具を挙げて質問してくれるので、答えていけば、事前に準備していなくても正確な荷物量を伝えることができます。
さらにヒアリングでは私が忘れていたところも気づかせてくれました。私はメモに「洋服タンス」と記し、荷物として把握していましたが、
「押入れに衣装ケースはありませんか?」
と聞かれて、抜けていたことに気づきました。忘れがちなところも上手くカバーしてくれます。
一通り質問に答えていくと、
「それでは、見積を手配しますのでお待ちくださいね。届いた見積はマイページでご覧いただけます」
と言われ、電話を切りました。通話時間は20分に満たなかったと思います。
その日の夜には見積が集まり始めていました。
こんな感じ。
6社からコンタクトがあって、うち2社は「その日に人員手配ができない」とのことでしたが、後の4社は見積金額を記しています。
見積金額は「27,200円~」といった概算ではなく、例えば「48,000円(税込)」とキッチリ記されています。
ラクッとNAVIさんのヒアリングでお伝えした詳細情報をもとに、引越業者も正確に見積を提示してくれていることがわかります。どこも同じ金額なのかと思ったら、見積金額が37,800円、48,000円、54,000円と幅広かったです。違いがあって選びやすいです。
ちなみに一番安い37,800円が2社(H社とA社)ありました。H社は「作業時間は成約後にお打合せ」と記していたのに対し、A社は「搬出時間と新居への搬入時間」を明示してきました。こういう部分、すごく大事だと思います。こちらから提供する同じ情報に対して、曖昧な部分を残さずに全てを決めて案として提示してくれる会社は信頼できると判断して、A社に決めました。
マイページの画面上で、該当するA社の「発注ボタン」をクリックするだけで、発注指示は完了です。ネットでサクッと発注手続きまで完了できるのはすごくありがたいです。
翌日にはA社から電話で発注確認の連絡がありました。
ちなみに、この発注手続きをすることで、残りの会社への断り連絡はラクッとNAVIが代替してくれました。「お断り」の連絡ってなかなか面倒ですけど、省くことができるのは、結構便利だと思います。
7.実際の引越は?
実際の引越しはどうだったかって?
はい、最初に提示した搬出時間の通りにやってきて、予定通りに搬入してくれました。洋服タンスなどの大型家具も丁寧な養生で傷をつけずに運んでくれましたし、忘れ物や紛失もなし。費用も最初の提示通りで追加費用はありませんでした。大満足です。
8.「もっと、こうしたらいいのになぁ」 ラクッとNAVIに求めること
とても満足できたラクッとNAVIでの業者選びでしたけど、「もっと、こうしたらいいのになぁ」というところを挙げてみます。
画像を使って相互確認
ラクッとNAVIさんの電話ヒアリングは丁寧で抜け漏れをなくす確認ができました。このヒアリングこそ引越業者選びを効率的に進める大事なポイントです。
ただ欲を言えば、言葉だけでなく写真やイメージで共有できると相互に安心できると思います。スマホの写真でもいいですし、最近なら「一度で全天球(360度)撮影できるカメラ」とかもありますよね。撮影画像を事前に送付して、その画像を見ながら部屋ごとに配置されている家具を相互確認すれば間違いは少なくなると思います。
業者の顔が見えたらいいな
今回選んだのは初めて耳にする引越業者でした。「ラクッとNAVI」さんが選んでいるところなので信頼していましたが、「どんな会社なのかな?」と少し不安に思ったのは事実です。「見積に社名が書いてあるし、自分でググれよ」という話でもありますが、ラクッとNAVIさんのサイト上で「こんな会社ですよ」と寸評があると、もっとわかりやすくて安心できるのに、と思いました。
最後の印象は現場スタッフ
これは引越業界全般に言えることですが、引越までの電話やメールやり取りはオマケであって、メインは引越当日にあります。その日にやってくるスタッフが引越業者の評価を大きく左右するわけです。今回来てくださったスタッフさんはとっても良かったですけど、当日までは「どんな人が来るんだろう」と不安になりました。全スタッフの顔がわかるようにするのはムリだと思いますが、例えば「こんなユニフォームの人が来ます」とかイメージが事前に伝わっているだけでも不安は解消できます。「ラクッとNAVI」さんのサイト上で「こんなスタッフがいる会社です」とイメージ写真があるだけで、不安は和らぐと思います。
9.まとめ 引越業者選びは最初のヒト手間が肝心
今回の業者選びは、従来の一括見積サイトとは大きく違いました。
確かに最初に電話で20分程度のヒアリングというヒト手間がありますが、このヒアリングのおかげで「○○円~」という概算見積ではなく、各社が真剣勝負で算出した精度の高い見積が届くのです。もう「後は業者を選ぶだけ」の状態ができています。
流れでいうとこんな感じです。
一括見積サイトで、概算で連絡してきた各社に個別にイチイチ連絡して詳細見積を提出させるのと比べたら、大きく手間が省けていることがわかります。
最初のヒト手間で後が一気に楽になる【引越しラクっとNAVI】の引越業者選び、おススメです。