引越し業者が無料で不用品を引き取ってくれたうれしい体験

ジャーナリストK氏の引越し体験記。その2

思いがけず、誰かに「うれしい」ことをしてもらうと、とても心に残ることがある。たとえば、それが引越しの運送業者さんだったりすると、心から素直に、「またお願いします!」と言いたくなる。今回は、そんなエピソードを紹介します。

これ、不要だったら持っていきますけど!

いったい、何があったのか。

端的に言うと、引越しの時に出た数々の粗大ゴミを、「これ、要らないものですか? 不要なら、持ってっちゃいますけど」と、サービスで処分してくれたのだ。

もちろん、処分の費用は無料。ほんとに、ほんとに助かりました。

リーダーの女性スタッフが女神に見えた瞬間

その時の引越しは、午後から夕方にかけての時間でした。今まで何度も引越しをしてきたけど、独身で荷物もそれほど多くない自分は、なんとか自力で引越しを済ませてきたので、業者に依頼するのはこれが2回目のことだった。

まず、住んでた部屋から荷物を運び出すときから、この業者さんはひと味違っていた。廊下や内階段などの壁の養生を手際よくこなし、荷物の扱いもとても丁寧だった。以前の業者は、電話での打ち合わせで養生を依頼していたにも関わらず、結局何もしていなかった。養生をしていないことに気付いたのがほとんどの荷物を運び出した後で、そもそも印象があまりよくなかかった担当者と揉めるのが面倒だったのでとくにクレームは付けなかったが、気分最悪の引越しだったのだ。

だから、もちろん今回の引越しでは最初からその業者は除外。値段は少し高かったけど、信頼できそうなこの業者さんに依頼した。不用品を無料で引き取っちゃうのは「ほんとはダメなんですけどね」らしいので業者名などは伏せておくが、そんなに大手ではないけど、元気な印象があって成長中の業者さんだ。

引越しは、業者で全然違う!!

そんなわけで、荷物の運び始めから「業者によって、こんなに仕事違うんだなぁ」と驚いていた。引越し会社のスタッフは2人で来てくれて、リーダーが若い女性だったのも、なんだかちょっとうれしいポイントだった。

新居に移動して、再びテキパキと壁を養生。おおむね荷物を運び終えた時、リーダーの女性に「これ、どうします?」と尋ねられた。見ると、スチールの本棚である。

なるほど、新居を見渡すと「どうします?」という状況である。どう見ても、置き場所がないのだ。

新しい部屋には、前はなかったロフトがあって造り付けの収納部が増え、風呂とトイレが別々できちんとした部屋にしたので、ユニットバスだった前の部屋よりも少し狭くなっていた。そのせいで、この本棚だけでなく、キッチンに置いていた丸テーブルや、幅が180cm×高さ120cmの棚も、新居には収まりそうもない。

「どうします? って?」

思わず聞き返した私に、女性はにっこりと微笑んで「不要なら、無料で持っていきますけど?」と言う。

「お願いします!」

もちろん、即答である。女性スタッフが女神に見えた瞬間だった。

置き場所がない棚やテーブルを、区の粗大ゴミに出すといくらかかるんだろう。そもそも、粗大ゴミに出すために運び出すのが面倒だし、引き取りの日までどこに置いておけばいいんだろう、などとほんのり悩んでいたので、本当に、目の前がパッと明るくなった気さえした。

次も絶対、お願いします!

作業が終わり、不用品の数々を再びトラックに積み直し、業者のスタッフさんと分かれる時には、思わず「次も絶対、お願いします!」とお礼を言った。いや、不用品の無料引き取りではなく、次の引越しの時も、絶対にあなたの業者の依頼するからね、という意味だ。

まだ、次の引越しの予定はない。でも、女神に再会できる日が楽しみだ。

ん? 引越し業者でスタッフの「指名」はできないのかな。できないだろうなぁ(笑)。

文/ジャーナリストK

『蟹は祭だ!』では自腹で蟹食べまくってレポートしてるけど、引越しとなるとそうはいかない。友達のライターにお願いして、いろんな引越し体験レポートを書いてもらってます。さまざまな引越し経験談から『得する引越し』ならではの教訓を学びたい!(寄本)

学ぶべき教訓

不用品は現場で「持ってってもらえない?」と頼んでみるのがいい、かも

このサイトの取材でいろんな人に話を聞いていると、あまりに大量の不用品を「引き取ってくれ」というのは非常識だけど、ちょっとしたテーブルや棚であれば、引越し業者さんが無料で持ってってくれる、というケースはしばしばある、ようだ。

とはいえ、見積もりの段階から「無料で」というわけにはいかない。新居への搬入時、ちょっとした不用品が出てしまった、まさに現場で、今回のエピソードのように「持っていきましょうか?」と言ってくれることが多い、ようだ。

業者からの申し出がない時は、「引き取ってもらえないですよね」くらいの控えめな感じで聞いてみるのがいいだろう。ダメならダメで仕方ないし、聞いてみて損はない、からね。ただし、不用品の無料引き取りはあくまでもスタッフの現場判断によるサービス。決して無理強いはしないように。


正々堂々、不用品引き取りの見積もりサービスもあります。

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