エアコンの引越しはする?しない?安上がりにする方法ズバリ教えます

買い替えた方が実は安上がり?買い替え・引越しどっちがいいか?どうすれば安くあがるか教えるのであります

目次

1.はじめに

古いエアコン
引越しする際にエアコンはどうすればいいのでしょうか?
選択肢としては3つあります。

  1. 引越し業者に頼む
  2. エアコンの取り外し・取り付け業者に頼む
  3. そのまま置いてくる

3.の「そのまま置いてくる」はエアコンは引越さないという選択肢。
実はこれがお勧めのケースが多いです。

ではどういうケースであればエアコンを引越し先に持って行った方がいいのか?
また、引越し先に持って行っていく方法についてもまとめてみましたので参考にしてください。

2.そもそもエアコンを外して持っていくべきか?

2-1.エアコンという電化製品は買い替えた方が経済的になる機器

エアコンは最も電力を消費する電子機器です。テレビや洗濯機などに比べ2桁ぐらい消費電力が大きい器具です。
そして、新しいエアコンほど進歩して消費電力が少なくなっています。

しんきゅうさん」という環境省が運営しているWEBサイトがあります。
家電買い替えによる省エネ効果がどれだけあるか?を簡単にシミュレーションしてくれる便利なサイトです。

このサイトで5年前と現行の機種を比較してみました。

しんきゅうさんを使ってダイキンの5年前のエアコンと消費電力を比較してみたケース

ダイキンの2012年と現行機種との比較です。
年間約4,000円近く電気代が違うことがわかります。もし10年使うと40,000円近い差が出るということです。

また、10年前の機種と同様に比較をしてみると、年間1万円以上の差が出ることもあります。

2-2.具体的にはどんなケースであれば買い替えた方がいいのか

前述のとおり古いエアコンは電気代がかかることがわかります。そのため、古いエアコンをわざわざ使うメリットは薄いのです。
しかも、エアコンの移設を引越し業者などに依頼した場合、2万円程度費用がかかることが多いです。引越し先にエアコンをもっていかないほうがよいケースが多いことがわかります。

では具体的にはどんなケースがあるでしょうか?
以下の3つのケースに当てはまる場合はエアコンは持って行かない方が、安上がりになる可能性が高いのです。

  1. 7・8年以上使用しているエアコン
    エアコンは設計上の標準使用期間が定められています。2009年4月以降製造された機種についてはこの期間が明示されています。
    エアコンの場合は10年とされているようです。参考:日立ルームエアコン型式一覧
    10年を過ぎたから壊れるというわけではないのですが、この期間が安全上支障がない期間と設定されているわけです。
    この期間を経過したら、少々用心して使用したほうがいいということです。わざわざ用心しなくてはいけないような電化製品を費用をかけて持っていくのはもったいないということです。
  2. 安いエアコン
    4万円前後以下で購入したエアコン。
    安いエアコンだとコスト的に見合わなくなる可能性が高いのです。
    4万円のエアコンをもうすでに5年使っているケースを想定しましょう。エアコンの寿命が前述の10年であるとすれば、すでにそのエアコンの価値の半分は失われていて、もう2万円相当の価値しかないということになります。移設費用を考えたらすでにメリットはなく、電気代の違いを考えたら赤字になります。
  3. 移設先の部屋がもともとの部屋よりもいちじるしく大きい場合
    エアコンは大は小を兼ねます。
    10畳用は6畳用として使えます。しかしその逆は無理です。
    今までのリビングが6畳で新居のリビングが12畳といったケースでは冷暖房能力が足りません。

2-3.実はトラブルが多いエアコンの引越し

2-3-1.追加見積が発生するトラブル

引越し当日に「追加作業によりこれだけ追加費用がかかります」と言われて困ってしまうというトラブルが多いようです。今さら他のところに頼みたいとも言えないので、いうがまま払うしかないということになってしまうことが多いです。

しかも、エアコンは1台ではなく複数台あることがほとんどです。追加見積りがかなり高くなってしまうという想定外の事態が発生したりするのです。
では、どんな追加見積がありうるのでしょうか?主な項目を挙げておきましょう。

  1. 配管の追加
    標準の工事範囲を超えると、1メートルあたり2,000円追加といった費用が発生してしまうことあります。
  2. 200Vのコンセントの新設
    追加の工事を行わないとエアコンを取り付けられないというケースです。単相200Vコンセント一般的な200Vのコンセントの例です。リビングといった大きな部屋で使うエアコンは通常の100Vのコンセントではないことが普通です。
    このようなコンセントにつながっているエアコンであれば、引越し先にもこのようなコンセントの新設工事が必要になる可能性があります。
  3. ガスの補充
    エアコンのホースの中にはガスが充填されていて、取り外すとガスが漏れてしまうことがあります。
    取り付ける際に再度充填し直すケースがあり、費用を別途請求されるケースがあります。

2-3-2.エアコンが壊れるトラブル

取り外す業者、設置する業者が違うとリスクは大きくなります。
故障があった際に責任の所在が不明確になります。設置してみたもののエアコンが作動しなかったといった場合に非常に困ったことになります。

設置した業者は「最初から壊れていた」
取り外した業者は「設置した業者が悪い」

とそれぞれが言うかもしれません。
そうなってしまうと水掛け論でどうにもなりません。
この種のトラブルはよく発生するため不安な要素です。

3.移設する場合に安く・かつリスクを避けるには

前述の電気代や耐用年数を考慮してみて、それでも移設にメリットがある場合は、安くかつリスクのない方法を考えましょう。

3-1.故障リスクを減らす方法

3-1-1.方法その1:近隣への引越しであれば、取り外しも設置も同じ電気店に依頼する

故障のリスクを考えると非常に良い方法です。先ほど述べた責任の所在が不明確になるという問題が起こりません。
しかも費用も最小に抑えることができます。
引越し業者がエアコンの移設を行う場合は近隣の電気店を手配するため中間マージンが発生します。
自分で電気店を手配すれば、中間マージンが発生しませんので費用を抑えられます。1台につき1万円ぐらい安くなる可能性はあります。複数台あれば費用の差はとても大きくなります。

3-1-2.方法その2:引越し業者に依頼する

安くはありません。しかし、取り外しも設置も同じ引越し業者の責任で行うので、何かあった場合は引越し業者が責任を取ることになります。
壊れるリスクを減らすという意味では無難です。

3-2.追加見積のリスクを減らす方法

エアコンの取り付け工事は状況が千差万別だといえます。追加見積になる可能性としては以下の4つがありますので、下記について見積もり時に確認を取りましょう。

  1. 配管の長さによる料金変動
    追加の配管が必要になった場合1メートル当たりいくらになるか?を確認しましょう。1メートルあたり2,000円ぐらいが相場です。
  2. 既存配管が使えるか
    年数が古い場合は配管が使えないといわれるケースもあります。
    その配管を新品に交換するとなると別途費用が大きくなります。
  3. ガスの充填費用
    別途必要なのか?必要であればいくらなのか?を確認しましょう。
  4. 真空引き費用
    配管の中に空気が入ってしまうとエアコンの冷暖房性能に大きな悪影響があります。この作業を行わなければ、楽をすることができるのですが行うべき必要な作業です。見積りにこの作業が含まれているかを確認しましょう。
  5. コンセントの設置費用
    引越し先にコンセントがない場合、その費用をあらかじめ織り込んでおく必要があります。
  6. 配管加工費用(フレア加工費用)
    新品の配管であっても、もともとついていた配管であっても、配管の先端の加工作業が必要になります。
    この作業フレア加工といいます。この費用が見積りに含まれているか確認しましょう。
  7. 室外機設置作業
    部屋の外に室外機を置くスペースがあればいいのですが、それがない場合費用が別途発生します。
    ベランダの上に吊ったり、外壁に取り付けたりといった面倒な工事が発生することがあります。
    このような費用も織り込んでおかなくてはなりません。

これらの状況をあらかじめ完全に把握することは難しいことは確かです。しかし、あらかじめ疑問は業者に確認しておけば、納得できない見積りがいきなりでてくるという事態を避けることができます。

4.買い替える場合の注意点

買い替えるのは非常に簡単です。
しかし、一つ問題になることがあります。

賃貸の住宅を借りる契約の中には必ず原状回復の義務が盛り込まれています。
契約の終了時には借りる前の状態に戻さなければならないのです。

というわけで取り付けたエアコンは撤去するのが原則です。

4-1.原状回復を安上がりに済ませる方法

4-1ー1.エアコンの買取を行っているリサイクルショップに買い取ってもらう

商品価値があるものでないと買い取ってもらえないですが、もし買い取ってもらえるのであればこの方法が最も経済的です。
おおよその目安として、有名メーカーであること、購入して5年以下といった製品でないとまず無理でしょう。このような機種であっても買い取ってもらえないこともあるでしょう。またそうでない場合でも買い取ってもらえる場合もあるかもしれません。まずは聞いてみましょう。

大した金額にはならないと思いますが、なにがしかの買取料金が手に入ります。

「エアコン 買取 ○○」(〇〇の部分は地名 例:エアコン買取 つくば市)

などと検索してエアコンの買取業者を探します。
そのような業者を見つけて買取を依頼しましょう。

4-1ー2.エアコンを残していく

物件を管理している会社と交渉してエアコンを残しておきたいと伝えます。
交渉が成立してエアコンを残しておいてもよいということになればそのままにしておけます。お金は手に入りませんが、現状回復費用はかかりません。
またせっかく使えるものをスクラップにしないで済むので環境にもやさしいといえます。

4-2.買った店と同じ店で処分してもらう

古いエアコンは買い取ってくれることはまずありえません。このような場合は処分しなければなりませんが、できる限り安く済ませたいものです。
現居住地と転居先の両方に店舗のある販売店で新しいエアコンを買うという方法があります。
この場合は安い金額で処分・原状回復してくれる可能性があります。問い合わせてみるといいでしょう。

4-3.できる限り安くやってくれる業者を探す

上記の方法がすべて使えない場合、処分・原状回復してくれる業者を自分で探すしかありません。お金を払って処分してもらい現状復元する必要があります。
おおよその目安としては5,000円~10,000円程度となります。

何社か電話をして安いところに依頼をするのがいいでしょう。
その際、二つ注意することがあります。

  1. 室外機の運搬について
    室外機を運んでくれるかどうか確認しましょう。玄関までは自分で運ばなくてはならないといったケースでは注意が必要です。エアコンの室外機の重量は30kg以上あることも普通で、持っていくことができないかもしれません。
  2. どうやってエアコンを輸送するのか
    宅急便で送るという指示になっている場合には梱包材を自分で用意して、梱包しないといけないかもしれません。ちょうどいい段ボールはなかなかないでしょう。電気店などに行って、エアコンを梱包していた廃段ボールをもらって自分で梱包する必要があります。購入もしていないのに段ボールだけもらうのは気が引ける・・・。と思えるのであればここが重大なネックになるかもしれません。

5.エアコンを安く買うには

エアコンは典型的な季節商品です。
ゴールでウィークや夏には値段が高く、10月頃に最安値になる傾向があるようです。参照:見つけ方.com

この時期に引越しを行うのであれば、買い替えが一層有利な可能性があります。

6.終わりに

なかなかエアコンの引越しは大変であることが分かったと思います。
とはいえ引越し先に移設してコストメリットが出ることは多いので、前述の「しんきゅうさん」も活用して、費用のシミュレーションを行い引越すべきか否かを慎重に判断しましょう。

その上でコストメリットが薄い、面倒だと思えたなら新しいエアコンに買い替えることを第一に検討するのがよいでしょう。

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