引っ越し後の新生活 固定電話はどうするか?

1.引っ越し後の手続き 固定電話はどうするか?

 

さぁ、荷物も運び終えた、いろんな手続をしないといけないね。

電気もガスも連絡を終えたんだけど、電話についてはどうしようか。携帯電話はそのまま使うとして固定の電話はどうする?
本当に必要なのか改めて考えたいね。実は、世の中の流れとして、固定電話は確実に減っているんだ。


総務省 平成28年度版情報通信白書 より引用)
20年前の1997年で約6300万件がピークで、去年は2172万件と半分以下。社会全体を見渡しても固定電話は減っている。
我が家でも固定電話が本当に必要なのかじっくり考えてみよう。

 

2.今、家庭に必要な通信手段とは?
①インターネットに接続する


前の家では、インターネットに接続できるように固定電話と合わせて通信会社にお願いしていたわ。でも、今はスマホで充分かもしれないわね。
大容量の情報をやり取りできるブロードバンド契約は、以前は自宅などの固定系接続が中心。確かに固定系も漸増しているけど、ここ数年でスマホなどの移動系接続が急増して、数年前に固定系を抜いているね。


(総務省 平成28年度版情報通信白書 より引用 )


スマホで充分ってことも考えたけど、通信速度制限になるのも困るわ。今度の家はケーブルテレビと合わせてインターネットの接続ができるから、そっちにお願いしてもよさそうね。
地域によるとは思うけど、ケーブルテレビでブロードバンド契約をする人は少しずつ増えているみたいだ。


総務省 平成28年度版情報通信白書 より引用)
選択肢が増えるのはイイことだと思うね。

 

3.今、家庭に必要な通信手段とは?
②音声通話

そもそも固定電話って何のためにあるんだっけ。

それはもちろん通話をするためよね。昔は黒電話が家の中心とかにあったものだわ。

いらすとやさんから引用)

お、黒電話の使い方を知っているかどうかで歳がバレるね。

ムッ!でも最近では携帯電話で通話した方が何かと便利だし、音声通話のために固定電話が本当に必要かどうかは考えどころね。
以前は料金が気になったけど、LINEの無料通話とかもあるし。

携帯、固定、無料通話アプリ、、、。
昔と違って音声通話の手段は本当に増えているよね。本当に使える手段は何かを考える必要はありそうだね。

 

4.今、家庭に必要な通信手段とは?
③災害時の連絡


あ、でも災害の時には携帯電話より固定電話の方がつながりやすいって聞いたことがある。

そう、東日本大震災の時は、「緊急性の高い災害対策機関の音声通話を確保等する」ために通信規制が行われて、なかなかつながらなかったよね。

この時、実は「固定電話で最大80%~90%、携帯電話では最大70%~95%の通信規制を実施」して、「固定電話(NTT東日本管内)の通信規制は比較的短時間で解除されましたが、携帯電話の通信規制は断続的に数日間にわたり実施され」たそうだ。

総務省 報道資料  災害時には「災害用伝言サービス」やメールをご活用ください
平成23年8月24日 より引用 )


あれ、固定電話も通信規制がされていたのね。

たしかに携帯電話と比べると、固定電話の回復が早かったのは事実。でも、総務省としては安否確認には「災害用伝言サービス」か、メールなど音声通話以外の通信手段を活用してほしいと言っているよ。

■災害用伝言ダイヤル171
171の災害用伝言ダイヤルセンタを使うことで、伝言を残したり聞くことができる。

 

NTT東日本 災害用伝言ダイヤルの概要イメージから引用 )

■災害用伝言板
伝言板に安否の情報を登録したり、確認することができる。
NTTドコモ
KDDI
ソフトバンク
ワイモバイル

例えばドコモの場合はこんな操作だ。


NTTドコモ 報道発表資料 スマートフォン向けに「災害用伝言板」を提供開始 より引用)

固定電話や携帯電話に頼るのではなく、いざという時のために、こういうしくみの使い方を学んでおくことの方が大事だと思うな。


そうね。固定電話だから安心という話ではなくて、災害時の避難の場所やルールと合わせて確認した方がよいかもしれないわね。

 

5.今、家庭に必要な通信手段とは?
④停電に強い連絡手段は


あと、固定電話は停電にも強いと聞いたわ。

確かに停電でも通話ができる固定電話はある。でも、内蔵バッテリーとか停電時の電源確保の対応ができていることが必要になるんだ。情報通信ネットワーク産業協会の調査によると、「停電時の通話を確保する場合の選択肢は広がっている」とは言われている。

一般社団法人 情報通信ネットワーク産業協会 家庭用固定電話などの停電対応状況調査結果について より引用 )

でも、電話だけでなく集合住宅の場合は共用部の電源確保も必要だったりする。ウチの場合はどうなのか、とか確認することが必要だ。


固定電話は停電に強い、とは言い切れなさそうね。
そうだね。
それと、NTTは2024年から固定電話をIP電話へ切替え始める方針を打ち出している。
日経 2017年4月6日 固定電話、24年からIPに NTT、米英に先駆け移行 記事より )

あれ、IP電話って、もしかしたら。

そう、IP電話は電源を必要とするから停電の時には使用できない。


総務省 停電時の固定電話・IP電話の利用について より引用 )

固定電話自体がIP化するという流れを考えると、「停電時の連絡手段をどうするか」よく考えていく必要がありそうだよね。

 

6.電話加入権ってあったよね?


以前、固定電話があると財産的な価値があって信用につながると聞いたことがあるわ。たしか、電話加入なんとかって、、、
以前「電話加入権」と言われていた「施設設置負担金」のことだね。
「電話の早期普及のための設備建設資金の調達手段として、電話網の建設に大きな役割を果たしてきましたが、電話の加入数が減少に転じる中で、その意義が低下してき」たそうだ。
NTT東日本 施設設置負担金の見直しについてのお知らせ より引用 )

負担金は一時8万円の時もあっけど、10年以上前に36,000円(税抜)まで大きく下がっている。


その昔は電話加入権を担保にしてお金を借りられたって親戚に聞いたことがあるわ。
そうだね、電話加入権担保のローンもあったけど、今では資産としての価値はほとんど無いとされているね。
ちなみに企業の貸借対照表を見るとまだ残っていたりして、この資産価値の無さに着目した節税策があるみたい。詳しくは「電話加入権 節税」で検索するといいよ。

我が家の節税にはなるのかしら?
うーん、固定電話があるから財産的に価値があって信用につながるってことはなさそうね。

 

7.いろいろ考えてみたけれど


いろいろと考えてみたけれど、固定電話が本当に必要かどうかは、よく考える必要がありそうね。
固定電話は「災害に強い“らしい”」とか「停電に強い“らしい”」とか言われるけれど、正しい情報に当たって判断した方がいいと思う。
それと「音声通話」や「インターネット接続」の手段は以前と比べて格段に多様化しているから、自分たちの生活スタイルと、利用できる手段を見比べて、最適なモノを選ぶのがよさそうだよね。こういうのを特定の通信会社とかに偏らず客観的に評価して相談してくれる人がいるといいんだけど。

家計を預かる身としては、安く済ませることも大事よね。

そうだね、電気についても価格やいろんな視点で新しい選択肢が増えている。


通信についても事業者が変化しているのだから、その変化を見極めてサービスを選択していきたいね。固定電話も大きく変わっていくかもしれないね。


そうね。じゃ、うちの場合は、、、
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